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#73 多職種連携で実現する「個別最適化」とは―遺伝子情報を活かしたヘルスケア支援に必要な視点

皆さんこんにちは。

今回は、「多職種×個別最適化」をテーマにお送りします。

 

遺伝子検査やAI、データ分析の進化により、ヘルスケアの分野でも「個別最適化」という言葉を目にする機会が増えてきました。

「一人ひとりに合った栄養指導」「個別最適化されたトレーニング」「体質に合わせたエイジングケア」など、以前に比べると、こうした表現はすいぶん身近になっているのではないでしょうか。
私自身、ここ数年で食事記録や体組成情報などが以前よりもずっと簡単に記録・入手しやすくなっていることに、個別最適化を支えるヘルスケアデータ活用環境の進化のすごさを実感しています。

一方で、ヘルスケアの現場を見ていると、“個別最適化”という言葉だけが先行してしまっているケースも少なくないと感じます。
その差が生まれる背景のひとつに、情報の扱い方や職種同士の関わり方があるのではないかと考えています。

 

個別最適化は「情報の組み合わせ」が大事

体組成情報や食事記録、そして遺伝子情報は、個人の傾向を知るための大切な情報です。
ただ、どれかひとつの情報だけでアドバイスや指導が完結するものではないですよね。

たとえば、

  • 今どんな食生活を送っているのか
  • 生活リズムや睡眠の状態はどうか
  • 年齢や性別、運動習慣はあるか

こうした背景を踏まえず、ひとつの情報、たとえば遺伝子情報だけを根拠に栄養指導やトレーニングを組み立てることは、個別最適化とは言えないでしょう。

個別最適化とは、複数の情報をどう組み合わせながら、その人に合ったサービスを提供していくことではないでしょうか。
情報は、あくまでその判断素材のひとつとして位置づけるものだと考えています。

 

専門性が重なることで見えてくる、支援の幅

前のセクションで触れたように、個別最適化には、複数の情報をどう組み合わせ、どう解釈するかが欠かせません。
そして、情報と同じように、複数の専門性が重なることで、より支援の幅が広がる可能性があります。
もちろん、管理栄養士、トレーナーといったひとつの専門職でも、質の高い指導やサポートは十分に可能です。

ただ、それぞれの専門家は見ているポイントや指導が異なりますよね。

  • 栄養面から健康をサポート
  • 身体面の機能向上をサポート
  • 将来を見据えた生活や選択を支える視点

こうした視点や専門性は、優劣をつけるものではなく、エンドユーザーのニーズに合わせて提供することで価値が生まれるものだと考えています。

そして、多職種が組み合わさることで、より支援の精度や納得感が高まっていく可能性があるのではないでしょうか。

 

遺伝子情報は「共通の土台」として使いやすい

複数の専門性が関わる中で、遺伝子情報は共通の言語になりうる情報です。

感覚や経験だけに頼るのではなく、一定の客観性をもった情報として扱えるため、

異なる職種でも話の土台を揃えやすい情報です。

ここで大切なのは、データをどう読むか、どう扱うかだと考えています

専門的な視点を通さずに数値や結果だけが独り歩きすると、誤解や過度な期待につながる可能性もあります。

遺伝子情報は、正しい解釈と適切な指導があって初めて意味を持つ情報になり得ます。

 

ヘルスケア事業者の連携で「説明できる支援」になる

個別最適化された支援とは、単に「合っていそうな提案」を出すことではありません。

  • なぜこの内容なのか
  • なぜ今はこの方法を選んでいるのか
  • なぜ別の選択をしていないのか

こうした点を、背景を踏まえて説明できることで、納得感や継続に繋がりやすくなるのではないでしょうか。

複数の視点が関わることで、この「説明の根拠」が一方向ではなくなり、

より現実的で説得力のあるものになっていくのではないでしょうか。

 

まとめ:個別最適化は「積み重ね」で質が変わる

遺伝子情報をはじめとするデータは、正しく使えば有用な情報なり得ます。
ただし、それは使い方次第で価値が大きく変わるものでもあるでしょう。

個別最適化は、

  • データの量ではなく
  • 職種の数でもなく
  • 情報と専門性がどう組み合わさっているか

によって、質が変わっていきます。

ひとつの専門性でも十分に価値ある支援は可能ですが、複数の専門性が重なることで、より質の高い「強化された個別化ヘルスケア」を目指す取り組みが実現できるのではないでしょうか。

遺伝子検査や計測データを「導入するかどうか」だけでなく、「どんな体制で、どう活かすのか」まで考えることが、これからのヘルスケア事業者にとって重要な視点になりそうです。

 

 

今日のIDENSIL情報局は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

株式会社グリスタは個別化ヘルスケアに特化した遺伝子分析サービス「IDENSIL(イデンシル)」の開発メーカーです。

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